
~冬こそ始めたい、愛犬のためのやさしいスキンケア習慣~
冬が近づくと、空気が一気に乾燥してきます。
私たち人間が「肌がカサカサする」「かゆくなる」と感じるように、犬の皮膚も同じようにダメージを受けています。
「最近、うちの子よく体をかいてるかも…」
「フケが出るようになった」
「毛並みがパサついてきた気がする」
そんな変化を感じているなら、冬の乾燥が原因の皮膚トラブルかもしれません。
特に、
- 短毛種(フレンチブルドッグ・パグなど)
- シニア犬
- もともと皮膚が弱い犬
は、冬の乾燥の影響を受けやすく、放っておくと悪化しやすい傾向があります。
この記事では、
- 冬に犬の皮膚トラブルが増える理由
- かゆみ・フケの正体
- 今日からできる具体的な保湿ケア
- 悪化させないための注意点
を、飼い主目線でわかりやすく解説します。
犬の皮膚は想像以上にデリケート
まず知っておきたいのが、犬の皮膚はとても薄いということ。
犬の皮膚の厚さは、人間の約1/3ほどしかありません。
そのため、
- 乾燥
- 摩擦
- 洗いすぎ
- 環境の変化
といった刺激を、私たち以上に強く受けてしまいます。
特に冬は、
- 冷たく乾いた外気
- 暖房による室内の湿度低下
- 静電気
といった“皮膚にとって過酷な条件”が一気に重なります。
冬に犬の皮膚トラブルが増える主な原因
① 空気の乾燥による水分不足
冬の空気はとても乾燥しています。
皮膚の表面から水分が奪われると、皮膚のバリア機能が低下し、
- かゆみ
- フケ
- 赤み
といった症状が出やすくなります。
これは、人でいう「乾燥肌」と同じ状態です。
② 暖房による室内湿度の低下
エアコンやストーブを使うと、室内の湿度は30%以下になることも珍しくありません。
犬にとって快適な湿度は、40~60%。
これを大きく下回ると、皮膚や粘膜が乾燥しやすくなります。
「外は寒いのに、家の中で皮膚トラブル?」
と思われがちですが、実は室内環境こそ要注意です。
③ シャンプーのしすぎ・洗浄力の強さ
清潔にしようと思って、
- シャンプーの頻度が多すぎる
- 洗浄力の強いシャンプーを使っている
というケースも、冬の皮膚トラブルの原因になります。
必要な皮脂まで洗い流してしまうと、
皮膚を守るバリアが壊れ、乾燥が悪化します。
④ 加齢による皮脂分泌の低下
シニア犬になると、皮脂の分泌量が減り、
若い頃よりも乾燥しやすくなります。
「昔は平気だったのに、最近かゆがる」
という場合、年齢による変化も大きく影響しています。
こんな症状は「乾燥トラブル」のサイン
以下のような変化が見られたら、乾燥が進んでいる可能性があります。
- フケが増えた
- 体をよく掻く、こすりつける
- 毛がパサついてツヤがない
- お腹や脇、耳の後ろが赤い
- 皮膚に粉をふいたような白いものが出る
初期段階でケアを始めれば、
病院に行くほど悪化するのを防げることも多いです。
今すぐできる!冬の保湿ケア方法
① 保湿スプレーで日常ケアを習慣に
もっとも手軽で続けやすいのが、犬用の保湿スプレーです。
使い方のポイント
- 散歩後やブラッシング前に使用
- 皮膚に直接かからなくてもOK
- 毛をかき分けながらなじませる
毎日少しずつでも続けることで、
皮膚の乾燥を防ぎ、かゆみの予防につながります。
② シャンプーは「低刺激・保湿重視」に切り替える
冬のシャンプーは、
「洗う」よりも「守る」意識が大切です。
冬に適したシャンプーの条件
- 低刺激
- 保湿成分入り(オートミール、アロエなど)
- 香りが強すぎない
頻度の目安
- 2~3週間に1回
- 汚れが軽い場合は、お湯洗いや部分洗いでもOK
洗いすぎないことが、最大の保湿対策になります。
③ 室内の湿度を整える
暖房を使う冬は、加湿がとても重要です。
できる対策
- 加湿器を使用する
- 濡れタオルを部屋に干す
- 犬の寝床を暖房の風が直接当たらない場所に置く
湿度が40~60%になるだけで、
皮膚への負担は大きく軽減されます。
④ 食事からの内側ケアも忘れずに
皮膚の健康は、外からのケアだけでは不十分です。
皮膚に良い栄養素
- オメガ3脂肪酸
- 良質なタンパク質
- ビタミンE
これらを含む食事やサプリを取り入れることで、
内側から潤いのある皮膚をサポートできます。
乾燥対策でやってはいけないこと
良かれと思ってやっていることが、
逆に皮膚トラブルを悪化させることもあります。
- 人用の保湿クリームを使う
- 毎日シャンプーする
- かゆがる部分を強く拭く
- 乾燥しているのに放置する
犬専用・低刺激を基本に、
「やさしく・少しずつ」が鉄則です。
こんな時は動物病院へ相談を
以下の症状が見られる場合は、
乾燥以外の病気が隠れている可能性があります。
- 赤みが広がっている
- かさぶたができている
- 脱毛している
- かゆみが止まらない
早めに受診することで、
治療も短期間で済むケースが多いです。

まとめ|冬の皮膚トラブルは「早めの保湿」で防げる
冬の乾燥は、犬の皮膚にとって大きなストレスです。
しかし、
- 保湿スプレー
- 低刺激シャンプー
- 室内の湿度管理
- 食事からの栄養サポート
この4つを意識するだけで、
かゆみ・フケ・皮膚トラブルの多くは予防できます。
「最近ちょっと気になるな」
その小さな違和感こそ、ケアを始めるベストタイミング。
今年の冬は、
「かゆくならなかったね」
と笑顔で言えるよう、今日から少しずつスキンケア習慣を始めてみてください🐾✨


