
犬を迎えてしばらくした頃、「しつけって難しい…」と悩む日が続きました。
やってほしくないことをしたとき、つい声を荒げてしまったり、強く注意してしまったり――
でも、怒ってもあまり伝わらないどころか、愛犬がシュンとしてしまう姿を見るのが辛くて、私は「やさしく伝えるしつけ方」を模索するようになりました。
もともと、うちの子は甘えん坊で繊細なタイプ。
怒ることで「怖がらせてしまったかも」「信頼関係が崩れてしまったかも」と不安になることがあり、
“ちゃんと伝えたいけど、怖がらせたくない”という気持ちとの葛藤があったんです。
そこで私は、叱るのではなく、「伝える」「導く」しつけを目指して、いろいろな工夫を始めました。
この記事では、そんな私の実体験をもとに、
- 怒らなくても伝わったしつけの方法
- うまくいかなかったときの心の切り替え方
- そして、しつけを通して深まった絆
についてお伝えしていきます。
もし今、愛犬のしつけに悩んでいたり、
「もっとやさしく伝えられたら…」と思っている方がいたら、
私の経験が何かのヒントになれば嬉しいです☺️
わたしが大切にした「しつけの基本の考え方」

“しつけ”と聞くと、
「ダメなことを教える」「ちゃんとさせる」みたいなイメージがあるかもしれません。
私も最初はそうでした。失敗したときに「ダメ!」「こらっ!」と強めに言ってしまったり…。
でもあるときふと、**「これって本当に伝わってるのかな?」**と思ったんです。
▶「怒る」ではなく「伝える」に意識を変えた
感情的に叱るより、冷静に“してほしいこと”を伝える方が、実はずっと伝わりやすいと気づきました。
例えば、
「ダメ!」だけではなく、
「今は静かにしようね」「おすわりしてくれると嬉しいな」と声をかける。
もちろん、犬がすぐに理解できるわけではありませんが、
繰り返すうちに、言葉と行動がつながっていくのを感じられるようになりました。
▶「できたときは思いっきり褒める」

しつけをするときは、成功に注目する姿勢がとても大事。
- うまくできたら大げさに「えらいねー!すごい!」と声をかける
- おやつや撫でるごほうびもプラス
- 愛犬のテンションが上がる“褒めスイッチ”を知っておくと◎
怒られるより、褒められるほうがずっと伸びるのは、人も犬も同じなんですよね☺️
▶ しつけは「信頼づくりの時間」
私にとって、しつけは今や「ルールを教える時間」ではなく、
**“この子ともっと分かり合うための時間”**になっています。
ちゃんと伝えようとすれば、
ちゃんと応えてくれる。
たとえ失敗しても、向き合い続ければ、少しずつ前に進める。
そんな積み重ねが、“信頼”というかたちで返ってくるんです。
「やさしく伝える」しつけは、
派手さはないけど、心がつながる実感がある。
だから私は、これからもこのスタイルを大切にしていきたいと思っています🐾✨
▶ 甘噛み対策:「痛いよ」と静かに伝えて距離を取る
子犬の頃は、遊んでいると手を甘噛みすることがよくありました。
【私がやったこと】
- 噛まれた瞬間、小さな声で「痛いよ」と言ってそっと手を引く
- 一度その場から離れて、しばらく構わない(無視ではなく、落ち着かせる)
- ちゃんと舐めたり、優しくしてくれたときに「やさしいね」と褒める
👉 ポイントは、感情的にならず、冷静に距離を取ること。
噛んだら遊びが終わると学んでから、少しずつ改善していきました。
▶ 無駄吠え対策:目を合わせず、静かに落ち着くまで待つ

宅配便やインターホンの音に敏感に反応して吠える時期がありました。
【私がやったこと】
- 吠えたときは目を合わせず、声もかけず、そっと背を向ける
- 吠え止んだタイミングで「静かにできたね」と優しく声がけ
- ルーティン化して「落ち着くポイント」を作る
👉 ただ叱るよりも、“吠えても注目されない”という経験を積ませることが効果的でした。
▶ トイレの失敗:叱らず、成功時にしっかり褒める
初期のトイレトレーニングでは、うまくいかない日も多かったですが…
【私がやったこと】
- 失敗しても声を荒げず、さっと片づけて淡々と対応
- 成功したときは「すごいねー!」と大げさに褒める+ごほうび
- 毎回トイレに連れていくタイミングも決めて習慣化
👉 「ここでできると褒められる!」と覚えてからは、自信をもって成功する回数が増えていきました。
▶ おすわり・まての練習:声のトーンとタイミングを工夫
【私がやったこと】
- 指示はやさしく短く明確に(例:「おすわり」「まて」)
- できた瞬間にタイミングよく褒める
- 少しずつ待てる時間をのばして、「できた!」という体験を積ませる
👉 無理をさせずに、“成功体験の積み重ね”で自信を育てる意識が大切です。
しつけはつい“できなかったこと”に目がいきがちですが、
「できたこと」に注目して、一緒に喜ぶ気持ちを大切にしたら、ふたりの関係がどんどん良くなっていきました。
失敗してもOK。焦らず向き合うことの大切さ

しつけをしていると、
「なんで覚えてくれないんだろう…」
「また同じことをしてしまった…」と、
つい焦ってしまったり、落ち込んでしまうこともあると思います。
でも私が経験から感じたのは、
**“完璧じゃなくていい”し、“焦らなくて大丈夫”**ということでした。
▶ 愛犬にも「今日の気分」がある
こちらが同じように教えていても、
ある日はスムーズにできて、ある日はまったくできない――そんなこともよくあります。
でもよく考えれば、私たち人間にも気分が乗らない日ってありますよね。
愛犬にも「疲れてる」「集中できない」そんなタイミングがあるのだとわかってから、
できなかったことよりも“今はお休み”と切り替えるようになりました。
▶ 飼い主のイライラは、ちゃんと伝わってしまう
感情的になってしまったあと、
シュンとした顔でこっちを見てくる愛犬の表情に、
「ごめんね…」と胸が苦しくなったことが何度もありました。
そこで意識したのは、“私自身が落ち着いていること”。
しつけの前に、まず自分の気持ちを整える時間を持つことも、大切な一歩なんです。
▶「今日はここまで」にする勇気
うまくいかない日、思い切って「今日はもう練習しない!」と決めるのも、すごく効果的でした。
しつけを頑張るのは素晴らしいことですが、
無理を続けると、お互いにストレスがたまってしまいます。
そんなときは一緒にゆっくりお昼寝したり、
おもちゃで気分転換したりして、“関係づくり”を優先する日があってもいいんです。
うまくいかない日は、「うちの子にもそういう日があるんだな」と受け入れて、
少しずつ、少しずつ、歩幅を合わせていく――
そんな気持ちがあれば、
しつけはもっと優しくてあたたかい時間になると、私は思います☺️
おわりに:しつけは愛情のかたち。いまでは毎日がもっと楽しく

振り返ってみると、しつけって
“犬にルールを教える”ことだと思っていました。
でも実際は、
**「あなたのことをちゃんと理解したいよ」「もっと仲良くなりたいよ」**という、
気持ちのやりとりそのものでした。
やさしく伝えることは、簡単ではありません。
失敗も、遠回りも、感情が揺れる日もたくさんありました。
でも、そのたびに気づかされるんです。
「この子と過ごす時間を、もっと大切にしたい」って。
今では、
しつけの時間が“コミュニケーションの時間”になり、
毎日が少しずつ、心地よくなっていきました。
できたときに見せるドヤ顔、
言葉が通じたときのうれしそうな目、
「ありがとう」が伝わった瞬間――
どれも全部、私にとって宝物です。
この記事が、
しつけに悩んでいる誰かの心を、ちょっとでも軽くできますように。
「うまくいかない日があっても大丈夫」「怒らなくても、ちゃんと伝わるよ」って、
そっと背中を押せるような存在になれたら嬉しいです。
やさしく伝えるしつけ方は、
あなたと愛犬の関係をもっと深く、もっと幸せにしてくれます。
大丈夫、あなたならきっと伝えられます☺️🐾


